助成金 ・ 約6分

AI研修の助成金で必要な「10時間」の数え方

人材開発支援助成金は実訓練時間10時間以上が要件です。休憩・移動・eラーニングの視聴時間・演習が算入できるかで、実際に足りるかどうかが変わります。時間の数え方と、10時間を確実に満たすカリキュラムの組み方を解説します。

まず結論

休憩は算入できません。1日6時間拘束でも実訓練は5時間です

人材開発支援助成金は実訓練時間10時間以上が要件です。ここで数えられるのは実際に訓練を行った時間だけで、休憩・移動・自習は含められません。1日6時間の研修でも休憩1時間なら実訓練は5時間。2日間で10時間ぎりぎりという設計は、当日の進行が遅れると要件を割るため危険です。

算入できる時間・できない時間

時間算入備考
講義できる座学の時間
演習・ワークできる訓練計画に組み込まれていること
質疑応答できるプログラムに含まれている場合
休憩できない昼休みを含む
移動時間できない会場までの往復
自習・宿題できない訓練時間外の学習
eラーニング条件つき標準学習時間の設定と視聴ログの管理が必要
「拘束時間」ではなく「実訓練時間」で数えます。 見積書に「1日6時間」と書かれていても、休憩を除いた実質が何時間かを確認してください。研修会社の表記と助成金の数え方がずれていることがあります。

10時間を確実に満たす組み方

ぎりぎりで組むと、当日の進行遅れや受講者の遅刻で要件を割ります。12時間程度で設計するのが実務上の安全圏です。

設計拘束実訓練評価
1日で終える7時間6時間要件を満たさない
2日間各6時間10時間余裕がない
3回に分割各5時間12時間安全。定着にも有利
半日×4回各3.5時間12時間現場の負荷が小さい

分割は定着の面でも有利です。間に実務で試す期間を挟めるため、2回目以降の演習が実務課題ベースになります。詳しくは何回に分けるべきかで解説しています。

オンライン研修の時間の数え方

同時双方向のオンライン研修は、集合研修と同じく実施時間を算入できます。ただし受講状況の記録が必要です。

  • ログイン・ログアウトの記録を保存する
  • 途中離席がないことを確認できる仕組みにする(点呼・チャット反応など)
  • 録画のみの視聴型は、コースによって扱いが変わる

オンライン開催の要件はオンライン研修でも使えるかにまとめています。

記録の残し方

実施後に「本当に10時間やったのか」を証明できる記録が必要です。

  1. 受講記録簿 — 日付・開始終了時刻・受講者名・署名または出席確認
  2. タイムテーブル — 実際に行った内容と時間(計画と大きく違う場合は理由を残す)
  3. オンラインの場合はログ — 参加時刻と退出時刻
予定より短くなった場合は、実績どおりに申請してください。 実施していない時間を記載すると不正受給に該当します。10時間を割った場合は要件を満たさなくなるため、余裕のある設計が重要です。詳しくは不正受給の線引きをご確認ください。

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よくある質問

この記事に関するよくある質問

休憩時間は10時間に含められますか?

含められません。実際に訓練を行った時間のみが対象です。1日6時間拘束でも休憩1時間なら実訓練は5時間です。

eラーニングの視聴時間は算入できますか?

コースと訓練形態によります。標準学習時間が定められているeラーニングは算入できる場合がありますが、視聴ログの管理が必要です。

演習やワークの時間は含まれますか?

訓練計画に組み込まれた演習であれば含まれます。ただし自習扱いの時間は算入できません。

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