助成金 ・ 約6分

社内講師のAI研修に助成金は使えるか

社内の人材が講師を務める研修(自社内訓練)も対象になり得ますが、外部委託とは要件が変わります。何が経費として認められ、何が認められないか、社内講師でも通る設計を解説します。

まず結論

自社内訓練も対象になり得ますが、講師の人件費は経費助成の対象外です

社内の人材が講師を務める研修(自社内訓練)も、コースによっては助成対象になります。ただし社内講師の人件費は経費助成に含められないのが一般的で、対象になるのは教材費や外部から購入したコンテンツ費用です。経費助成の観点では外部委託のほうが有利になります。

外部委託と自社内訓練の比較

外部委託自社内訓練
経費助成の対象研修費全体教材費など限定的
賃金助成対象対象
講師の人件費研修費に含まれる対象外が一般的
手続き見積書・請求書で明確実施実態の証明が必要
内容の自由度委託先次第高い
助成金だけで判断しないでください。 自社内訓練は経費助成が小さくなりますが、社内に教えられる人を育てる価値があります。毎年外部研修を発注し続けるコストと比べて判断してください(内製化の順番)。

自社内訓練で対象になる経費

  • 教材の購入費 — 書籍、eラーニングコンテンツなど
  • 外部から招いた講師への謝金 — 一部を外部講師が担当する場合
  • 施設の借上費 — 外部会場を使う場合(コースにより)

社内の会議室を使い、社内の人が教え、教材も自作という完全内製の場合、経費助成の対象がほぼなくなります。賃金助成のみを受ける形になります。

ハイブリッドという選択

初回を外部委託、2回目以降を社内講師という組み合わせが現実的です。

形式ねらい
1回目外部委託経費助成を最大化。社内講師候補も同席させる
2回目外部+社内社内講師が一部を担当。外部がフォロー
3回目以降社内内製化。教材は1回目のものを更新して使う

1回目に教材の権利関係を確認しておいてください。外部研修の資料を社内研修で流用できるかは、契約によって変わります。

実施実態の証明

自社内訓練では、外部委託と違って請求書がありません。実施したことを示す記録がより重要になります。

  1. カリキュラムと時間割
  2. 受講記録(日付・時間・受講者の署名)
  3. 使用した教材の写し
  4. 講師を務めた社員の氏名と経歴
コースによって自社内訓練の可否と要件が異なります。 本記事は一般的な整理です。実施前に必ず管轄の労働局で、そのコースの最新の要領を確認してください。

内製化を進める順番は社内にAIを教えられる人を育てる、コースの選択は3コース比較をご覧ください。


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よくある質問

この記事に関するよくある質問

社内の人が講師でも助成金は出ますか?

コースにより自社内訓練が認められる場合があります。ただし講師の人件費は経費助成の対象外となることが一般的です。

社内講師の場合、何が経費になりますか?

教材費や外部から購入した教育コンテンツの費用などです。詳細はコースごとの要領で確認が必要です。

外部講師のほうが有利ですか?

経費助成の観点では外部委託のほうが対象経費が大きくなります。ただし内製の狙いがある場合は自社内訓練にも意味があります。

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