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DX推進担当者が最初にやるべきAIの社内展開

ツール選定から始めると失敗します。まず現場の業務時間を測り、効果が出る工程を1つ選んで小さく成功させる。その事例を社内に見せてから広げる——順番を守った展開の進め方を解説します。

まず結論

ツール選定から始めると失敗します。まず業務時間を測ってください

DX担当が最初にやるべきは業務の実測です。どの工程に何時間かかっているかを把握せずにツールを選ぶと、効果の出ない領域に投資することになります。順番は実測 → 効果が出る工程を1つ選ぶ → 小さく成功させる → 事例を見せてから広げるです。

進める順番

やること期間
1対象部門の業務時間を実測する2週間
2効果が出そうな工程を1つ選ぶ1週間
3少人数で試す(5〜10名)1か月
4削減時間を測り、事例をまとめる2週間
5事例を見せて全社展開の合意を取る
3を飛ばして全社展開すると、失敗したときに撤退できません。 小さく試して事例を作ることが、全社展開の説得材料になります。

実測の方法

全業務を測ろうとすると続きません。3〜5個の業務に絞ります。

  • 対象者に「この作業に何分かかったか」を記録してもらう
  • 2週間続ける(1週間だと偏りが出ます)
  • 自己申告で構いません。傾向がつかめれば十分です

現場の抵抗への対応

よくある反応実際の懸念対応
「忙しくて時間がない」作業が増えると思っている減らすのが目的だと実測データで示す
「うちの業務では使えない」使い方が想像できていない具体的な工程を1つ挙げて試してもらう
「品質が落ちる」丸投げすると思っている下書きとして使い人が確認する運用を示す
「仕事がなくなる」雇用への不安目的を明示する(告知の書き方

DX担当が整えるもの

  1. 利用ガイドライン — 法務・情シスと連携(7項目
  2. ツールの選定と契約 — 法人プランで(選び方
  3. 研修の設計 — 業務棚卸しから逆算
  4. 効果測定の仕組み — 研修前に測る(測り方
  5. 経営層への報告 — 四半期ごと(報告資料

やりがちな失敗

  • ツールを配って終わりにする(使い方の教育がない)
  • 全社一斉に展開する(失敗したときに戻せない)
  • 効果を測らない(次年度の予算がつかない)
  • 情シスに丸投げする(業務の文脈が抜ける)

全体の設計は研修の設計手順、DX担当向けの詳細はDX推進担当向けをご覧ください。


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よくある質問

この記事に関するよくある質問

DX担当は何から始めるべきですか?

ツール選定ではなく業務の実測です。どの工程に何時間かかっているかを把握してから、効果が出る領域を選びます。

全社展開はいつすべきですか?

小さな成功事例が1つできてからです。事例なしの全社展開は「やらされ感」で止まります。

現場の抵抗にどう対応しますか?

仕事が増えるという不安が大半です。減らす目的であることを、実測データで示してください。

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